歌词
歪んだ緋色に伸ばした右手は
届かずに空を掻いた
「御冗談が過ぎるわ。」
気高くも錆びた
不夜城の夢が私だった
「貴方だって気が付いていたでしょう?」
踊る奈落の底 乾いた舞台
愛もない癖に
潜む輪廻の外 歌が聞こえた
彷徨う暗がり
赤く濁した愛を絡ませ
消える感情
「私を殺して。」
流れる日々に忘却の雨
癒えぬ追憶
貴方を殺した
「愛も分からずに。」
開いた両目が滲んで霞んだ
「私はそう、このままでただ生き続ける。」
廻る怠惰な生 閉じた感覚
愛も知らないで
揺れる罪と鎖 歌が聞こえた
光を背にして
黒く堕ちてゆく愛を孕ませ
引き裂く温度
「私を愛して。」
二人の影は笑顔のままで
伝う涙は
貴方が拭った
「愛している。」
なんて
「嗚呼、こんな姿なんて。」
皮肉に塞いでも
私はいつまでも死ねないまま
貴方が望んだもの
私の愛は醜くも咲いた
赤く濁した愛を絡ませ
消える感情
「私を殺して。」
流れる日々に忘却の雨
癒えぬ追憶
貴方を殺した
酷く綺麗な月が輝く
叫ぶ情動
「私を許して。」
白い肌へと鮮血を撒く
私は嗤う
亡霊のように
「愛は変わらずに。」
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