歌词
幸せ者だって思った 晴れた心 熱いスープ
どこに驚きもしないな 光と影 ナイフと拳銃
あの日助かった命は 喉が渇いて泣いていたんだ
潤した涙で偶然 生き長らえた 孤独な戦士
望んだ場所や服の色 叱られないような姿で
生まれてこられたら良かった そんな言葉をぽつり
戦場の雷鳴 祈る光
愛おしい街を見下ろして その遥か頭上へ
絶望と銃声 コンパスの煙
焼け跡も残らない 薬莢とフィルター
不幸者だけど生きた 痛めた心 冷たいブーツ
儚い夢を見てられず 光と影 夜間の飛行
あの日助かった命は 喉を押さえて息を吸った
燻された声で突然 笑いながら歌を歌った
願った未来で逢えるように 告げた別れ 空の標識
壊れて間もない思い出が 閃光の羽を咲かす
凄絶に敬礼 未明の前進
日がまた昇る さあ行けよ 濡れたベルトを絞めて
終戦の轟音 ゆらつく煙
焼け跡に飛ぶ飛行船 彷徨うカイト
見せてくれよ どれだけ願いを持ってるの
消えないでよ 悲しみの果てその一筋が
燃え尽きるまで灯るだろう
この身体は空の標識
生まれてこられたことの意味
探す理由がここにあった
天空に雷鳴 輝く閃光
見上げる顔の眼を奪う 残光と影を
吹き飛ばして 天に昇った
雨雲の隙間縫うように 稲妻を落として
戦場の雷鳴 祈る光
愛おしい街を飛んでゆけ この頭上を越えて
絶望と敬礼 煌めく生命
その瞳の中 全てを飲み込む光
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