歌词
ねぇ
重い荷物を抱えて
ここまでやって来たんだね
ゆっくりそこに座って
次のバスがまた来るまで
空白だらけの感情
思い出す頃にはもう戻れないから
網戸越しの香る風が嫌
美しい言葉の詩歌が嫌
あなたなら分かってくれるかな
さよならと泣くこの季節が
いつかまた思い出せた
まだ揺れるこの想いが
今、過去になれたら
ねぇ
目蓋の裏に潜って
ここまでやって来たんだね
ひとりの夜に限って涙は不意に出るんだね
継ぎ接ぎだらけの証明
夕凪の頃にはもう戻れないまま
塞ぎ込んで冷めた声が今
どれだけの夜をくぐり抜けて
あなただけに届いてくれるかな
鮮やかと鳴くこの季節が
いつかまた呼ばれていた
ただ更ける夜のなかで
今、忘れられたら
もう重い荷物は置いて行けばいい
好きな香りを持って行けばいい
あなたの夢みたいな
特別なものを期待して
そうやって行くんだね
全て忘れて行くんだね
深く眠りながら
真夜中に詩口遊めば
いつかまた想い馳せた
溢れ出すそのひとつが
今、底に落ちたら
さよならと泣くこの季節が
いつかまた思い出せた
まだ揺れるこの想いが
今、過去になれたらねぇ
ねぇ
想い一つを抱えて
ここまでやって来たんだね
ゆっくりそこに座って
次のバスがまた来るまで
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