歌词
春になりました。
坊やとウサギは長いこと庭に出て遊びました。
坊やの 行くところならどこへでもウサギは一緒に行きました。
手押し車に乗せられたり、芝生の上でお弁当を食べたり、また、花壇の後ろにある、木苺の茂みの下に、妖精の住処のような小さいうちを作ってもらったりしました。
一度などは、坊やが急によその家にお呼ばれに行くことになって、出かけてしまい。
ウサギが夕暮れになるまで芝生に置き去りにされたことがありました。
夜になって、ばあやが明かり思って、ウサギを探しに行きました。
「ウサギがいないと眠れない」と坊やが言ったからです。
ウサギはその時、夜の梅雨に打たれて、シュリンクで、それに坊やが今に作ってくれたウサギがなに穿いていたあとだったので泥だ泣けでした。
ばあやはエプロンの端っこでウサギの泥を落としながら、ぶつぶつ言いました。
「この古ぼけたウサギがいないとだめだなんて、こんなおもちゃなどこかいいんでしょう。」
坊やはベッドの上に起き上がって、手を伸ばしました。
「僕のウサギよこせ。そんなこと言っちゃいけないよ。失礼いじゃないが、これがおもちゃじゃないんだ。本当のウサギなんだよ。」
これを聞いたとき、小さいウサギはどんなに嬉しかったことでしょう。
川のうまの言ったとうひのことが起こったのだと分かったからです。
子ども部屋の魔法が実際に自分の身に起こり。
ウサギはもうおもちゃではなく、本当のウサギになれたのです。
いま坊やがそう言ったではありませんか。
その夜、ウサギはあまり嬉しくて、眠れないほどでした。
「坊やを好きだ」とういう気持ちがもい上がり、まるで、ウサギのおが屑で出来た小さい心臓が破裂しそうでした。
靴のボタンで出来ているウサギの目には智慧の輝きのようなものが浮かび上がりました。
ですから、次の朝、倍浅いのウサギを手に持った時、そのことに気が付いて。
「まあ、このウサギ、なかなか恐そうな顔をしてるじゃな」と言ったほどでした。
专辑信息
1.ベルベットの祈り -Instrumental- Velvet no inori -Instrumental-
2.ベルベットの祈り Velvet no inori [主题歌]
3.戸棚の中で todana no naka de
4.再会 saikai
5.あの日の想い出 ano hi no omoide
6.海へのおもい umi e no omoi
7.おかたづけ okatazuke
8.小さな祈り chiisana inori
9.ぼうやのびょうき bouya no byouki
10.美しいということ utsukushii to iu koto
11.ほんとうのもの~森の中へ hontou no mono ~ mori no naka e
12.ぼうや、倒れる bouya, taoreru
13.冬のおくりもの fuyu no okurimono
14.夜のお话 yoru no ohanasi
15.ぼうやとうさぎ bouya to usagi
16.子ども部屋の魔法 kodomobeya no mahou
17.野うさぎたち nousagi-tachi
18.クリスマスの朝 Christmas no asa
19.木马のおしゃべり mokuba no oshaberi
20.夏时间 natsu jikan
21.ほんもののうさぎ honmono no usagi
22.ぼくを舍てないで! boku o sutenaide!
23.妖精 yousei
24.はじめての友达 hajimete no tomodachi
25.ほんとうのもの hontou no mono
26.ひとりぼっち hitoribocchi
27.春の息吹 haru no ibuki
28.夏のはじめ natsu no hajime
29.舍てられたかなしみ suterareta kanashimi
30.森の辉き mori no kagayaki