冬の柩~黒き王に捧ぐ

歌词
凍(い)てつく大地(だいち)と 色(いろ)づくリャビィーヌシュカ
啄(ついば)む鳥(とり)たちの 黒(くろ)い睛(ひとみ)
枝影(えだかげ)映(うつ)して 靡(たなび)く長(なが)き水脈(みお)
浸(ひた)した指先(ゆびさき)は 脆(もろ)く凍(こお)る
わずかな痛(いた)み この胸(むね)に刻(きざ)んで
真冬(まふゆ)を統(す)べる者(もの)に 祈(いの)り捧(ささ)ぐ
降(お)りたつ風花(かざはな) 幽(かそ)けきひとひらよ
わたしのこの魂(こころ)を 何処(どこ)へ攫(さら)う
天(てん)から地(ち)へと降(ふ)り注(そそ)ぐ 白(しろ)い羽(はね)よ
地上(ちじょう)から空(そら)へと翔(か)け舞(ま)い昇(のぼ)る 儚(はかな)き祝詞(うた)よ
凍野(いての)に咲(さ)き初(そ)む 名(な)もなき紅(あか)い花(はな)
孤独(こどく)に死(し)せる身(み)を 嘆(なげ)きもせず
慈悲(じひ)なき主(あるじ)に 額(ぬか)づき 口吻(くちづ)けを
霧氷(むひょう)の黒(くろ)き腕(うで)は “凍(こお)れる土(つち)は” 冬(ふゆ)の柩(ひつぎ)
天(てん)から地(ち)へと 降(ふ)り注(そそ)ぐ 鐘(かね)の音(おと)よ
地上(ちじょう)から空(そら)へと 翔(か)け舞(ま)い昇(のぼ)る 光(ひかり)
遠(とお)い春(はる)を待(ま)ち望(のぞ)む 深(ふか)き夢(ゆめ)よ
睛(ひとみ)を閉(と)じて
また巡(めぐ)り来(く)る 目醒(めざ)めの日(ひ)まで
专辑信息
1.冬の柩~黒き王に捧ぐ
2.薔薇殺しのカーミラ
3.Bark at the Moon
4.伽藍の空
5.雨の寂
6.スイレン
7.地上の楽園
8.鬼さんこちら
9.Mirage of Sands
10.風の行彷